池田の「いも種桜」

エドヒガン

町指定天然記念物

(内子町大瀬南)

 内子町中心部から国道379号を東へ進み、大瀬で右折して県道241号に入り坂道を登って行く。坂道を登りきると、池田地区のほぼ全容が見渡せる峠に着く。すり鉢状の地形の向かい側斜面中腹に、ひときわ大きな桜が目に付く。途中に池田地区の全世帯と桜の位置を示す看板があるので、それを参考にすると分かりやすい。

 幹周り3.8m、樹高17m、推定樹齢300年の巨桜が、周囲のモウソウダケを覆うように淡紅色の花を地上高く付けている。近付くと巨大な幹が見えるだけで、モウソウダケと雑木に遮られて花はわずかしか見えない。少し離れた所から、雑木越しに見るとき、丈の高いこの桜が最も際立って見える。

 池田地区の人たちは、この桜が咲いたら芋種を植えると言う。そのため地元では「芋種桜」と呼ばれ親しまれている。現地の看板には「いも種桜」とある。

撮影日 200741日(満開)
直下から見上げる




直下へ向かう少し手前の道路沿いから




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